三上ヘンリー大智
vs
イ・イサク
DAICHI HENRY MIKAMI
VS
KEE YI SAK
ミドル級戦線の静かな注目カードが、ついに交錯する。
ホーム・赤コーナーに登場するのは、剣道出身の異色ファイター、三上ヘンリー大智。その身長は191cm。
ミドル級とは思えないサイズと、剣道仕込みの間合い感覚、そしてスイッチスタイルから放たれる多彩な打撃が魅力の一つだ。
プロキャリアの中で、打撃にとどまらずグラウンドへの対応力も格段に向上し、近年ではパウンドでのTKO勝利も増加。
前に出てプレッシャーをかけるファイターながら、相手のリズムを外す巧さにも長けている。国内外での経験を重ね、現在は海外進出への足がかりをつかむための重要な一戦とて、このリングに立つ。
迎え撃つ青コーナーは、韓国の強豪ジム・Korean Top Team所属のイ・イサク(Yi Isak)。柔道歴6年、+90kg級で韓国全国3位を2度経験している黒帯保持者であり、そのバックボーンはMMAでも存分に発揮されている。
プロ戦績は6勝1敗。うち4勝がTKO、1勝が一本勝ちと高いフィニッシュ率を誇り、とくにテイクダウンからのグラウンド&パウンドにおいては非凡な破壊力を持つ。
直近の試合では、アギラン・ターニーにリアネイキッドチョークで敗れたが、その悔しさを糧に今回は敵地・日本での再起戦となる。
本カードの焦点は明確だ。
三上が距離を保ち、打撃で主導権を握れるか。それとも、イ・イサクが早い段階でテイクダウンに成功し、グラウンドで仕留めるか。
まったく異なる武道の出自を持つ両者。剣道と柔道という「日本発祥の武道」をルーツに、韓国と日本、それぞれのリングで磨き上げられてきた2人が、この日、ひとつの頂点を争う。
スタイルの衝突であり、文化の衝突であり、そして、キャリアの分岐点となる試合――。
この一戦に懸ける彼らの覚悟と技術が、どのような結末を導くのか。見逃せない一戦である。
三上ヘンリー大智
DAICHI HENRY MIKAMI
・生年月日:1996/4/6
・出身地:青森県
・身長:191cm
・体重:83.9kg
・タイプ:スイッチ
・ベース(バックボーン):剣道
・得意技:ミドルキック
・所属ジム・チーム名:EXFIGHT
・格闘技歴:9年
・プロ試合戦績:6戦4勝2敗
・格闘技を始めたきっかけ:強くなりたかったから
・自分の強み・ファイトスタイル:根性
・目標としている選手:アンデウソン・シウバ
・大会への意気込み・メッセージ:パウンドアウトの舞台で自分自身の力を思う存分発揮できるよう精一杯頑張ります。
イ・イサク
KEE YI SAK
国籍: 韓国
出身地:ソウル
居中地: ソウル市 九老区
生年月日: 2000.01.01
所属: KTT(Korean Top Team)
Mma 戦績:プロ 6勝1敗 アマ 3勝0敗
Mma外格闘技経歴: 柔道 6年
戦績&獲得タイトル: 柔道黒帯 韓国全国大会 +90kg級3位2回